塩野七生著「十字軍物語(最終巻)3」読了。
今も紛争が続くパレスチナ地域。
キリスト教徒とイスラム教徒が
聖地イェルサレムを奪い合う中世の歴史を描いたエンタメ性に富んだシリーズ。
リチャード獅子心王やサラディンなどの英傑の描き方がすごく愛情にあふれているんだな。
「神は望んでおられる」と聖職者が煽って始まった十字軍。
最前線にいる男たちの人間模様、リーダーの資質、男の価値、敵味方を超えた武人同士の親近感。
もちろんその正反対の人物の存在も、現実の世界と重なって面白い。
歴史好きは一度、塩野七生著作を読んでみてーーー。