「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」増田俊也/著
昭和29年、活動の場をプロレスに移した15年不敗の最強柔道家木村と、人気絶頂の力道山が激突した一戦。全国民注視の中、木村は一方的に潰され、国民的大スターの座から転落、表舞台から姿を消した。なぜ木村は簡単に敗れたのか?
格闘技史上最大の謎と、その数奇な人生を追ったノンフィクション。
また、かつて柔術には多くの流派があり、それらの柔術家が海外に渡り、ブラジルの総合格闘技「バーリトゥード」などに多大な影響を与えた経緯や、プロレス界の闇も描かれている。
702ページの二段組みの大著ながら、あっという間に読了。