富山きときと紀行(2) 定期列車
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翌日は友人の結婚式でした。
朝起きたら立山連峰の稜線がくっきり。縁起がいいので早速…
鉄活。
旅先で朝散歩なんて初めて!なんという心がけでしょう。
朝日を浴びる富山ライトレールで岩瀬浜へ。
おしゃれな路面電車にはハロウィン仕様も。
運転席横には傘の無料貸し出し。この細やかさが素敵です。
富山県は日本で唯一、県内に路面電車事業者が3社あります。
東岩瀬駅。
富山ライトレールはもともと国鉄→JR富山港線でした。
ここも先述した「時刻表2万キロ」の舞台になっています。
著者宮脇俊三が当時の国鉄全線完乗を目指したノンフィクション。
富山港線を完乗しようとしたものの、猪谷駅で高山線に乗り損ね、
富山駅からタクシーを飛ばして終点岩瀬浜駅に先回りした宮脇。
ところがちょっと走っては信号に阻まれ岩瀬浜からの乗車は断念。
この駅から終点の方角を恨めしげに眺め、富山行きに乗ったのです。
路面電車になった今も当時のホームが残っていてうれしくなりました。
こちらはこのまま岩瀬浜まで。
駅から歩いて数分で波の音の中に。
靄りかけた立山に天使のカーテンがなびいていました。
海と平野と山々。富山の豊かさを象徴するような光景です。
いい結婚式になりそうです。事実そうなりました。
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