四国サイコロ風の旅(2) 定期列車
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香川を離れ、松山へ。
おや、道後温泉の様子がいつもと違うぞ?
1894年竣工の本館は珍しい木造3階建て。
夏目漱石の小説『坊つちゃん』で主人公が泳いで注意された場所だったり、
映画『千と千尋の神隠し』では「油屋」のモデルともいわれています。
様子が違って見えたのは、2017年の改修工事を控えて
障子に蜷川実花によるデザインが施されていたため。
4度目の訪問となる道後温泉ですが、艶かしさマシマシです。
こちらも風格ある伊予鉄道道後温泉駅。
松山市街と道後温泉を結ぶ道後鉄道の路線として1895年開業しました。
『坊つちゃん』に出てくる「マッチ箱のやうな汽車」を2001年に復元。
普段はここに展示してあり、一日数往復市内線を走ります。
そんな「坊っちゃん列車」を眺めるのは「親譲りの無鉄砲」なことら。
路面電車で松山市の中心部、大街道(おおかいどう)へ。
床が木!1953年製の昭和レトロな車内に萌えます。
開放的な運転台もこの時代ならでは。
ことら、もれなくかぶりつきです。
大街道では松山在住の友人家族と瀬戸内の幸に舌鼓!
身が締まったオコゼやブリの刺身、
ぷりっぷりのホゴ=カサゴの煮つけ、
さっくさくのアナゴの天ぷらの美味しいこと!
ジューシーな鶏の唐揚げは「せんざんき」と言います。
北海道の「ザンギ」と語源が同じとの説も。
じゃこ天、じゃこ飯で締めたあとはみそ汁。
一見何の変哲もありませんが、甘いんです!
秘密は麦味噌。身も心もまぁるくしてくれます。
「たにた」さん、ごちそうさまでした!
松山の夜を終電まで堪能しました!
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