緊急鉄活 定期列車
というほど緊急性はないのですが、
中1週間で大阪へ。
のりかえ≫緊急性のない大阪へ
それでも往復新幹線は珍しいわけで。
名古屋駅で希少な方向幕車両に遭遇。
京都を発車して5分。大阪との府境、大山崎通過。
右車窓に目をやると阪急京都線が寄り添います。
速度が違うのであっという間に抜き去られる阪急。
しかし1964年の新幹線開業前、地盤慣らしを兼ねて
新幹線の線路を阪急の車両が走ったエピソードが。
さらに遡れば昭和初期、在来線を走るSL超特急「つばめ」と
京都線の前身、新京阪が誇る超高速電車「P-6=デイ100」が
ダイヤを超越したスピード競争を繰り広げた場所でもあります。
大山崎にはマッサンだけでなく、こんな伝説も残っているのです。
新大阪駅では九州新幹線「さくら」と「ひかりレールスター」の競演。
「鹿児島中央」という行先だけで旅情がかきたてられます。
乗り換えたのは九州新幹線ではなく、地下鉄御堂筋線。
ホームには鉄仮面のような北大阪急行の新車9000系が。
遭遇率が低いだけにいきなり出会えたのは眼福です。
高架道路の新御堂筋に挟まれて走る御堂筋線を北上。
勤務の合間を縫って、七回忌を迎えた高校時代の友人宅に
おじゃまするのが今回の大阪弾丸訪問の目的でした。
千里にある実家に親族や友人が集まって飲んだり食べたり。
“福山ショック”を払拭するほどの話題もあって大盛り上がり。
きっとヤツもよろこんでいることでしょう。
故人の愛した阪急電車で梅田へ。
飲み足りない悪友たちと終電まで大騒ぎしました。
次に気づいたら名古屋の自宅でした。
どうやって帰ったんだろう?
きっと彼の魂が運んでくれたに違いない。
これは新幹線新大阪駅にある幻の阪急のりかえ階段。
日の目を見ないまま、半世紀以上ぽっかり口を開けています。
撮った覚えはないのですが、新幹線には無事乗れたようです。
そういえば阪急京都線にはかつて、
名古屋まで延伸する計画がありました。
おそるべし、ソウルトレイン新京阪。