おとなの合宿(4) 定期列車
おとなの合宿in和歌山。二日目です。
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2時半就寝、6時半起床。
目は覚めましたが身体が目覚めません。
酒ではなくソフトボールのせいです。
ところでこの二段ベッド。
中高生のときは上段から埋まりましたが、
今回は下段から埋まりました。歳のせいです。
それでもラジオ体操の号令がかかるとこのとおり。
ただし四十肩は否めません。
1時間目は生物実習。校舎脇の磯に出かけます。
タイドプールは生きものの宝庫。
昔は種ごとのイラストや個体数をレポートしたものです。
そしてこんな大物をゲットした人も！
「おい、立派なハゲやな！」
釣った人のことではありません。
大阪弁でカワハギのことです。
初夏の朝とはいえ南国特有の鋭い日差しを浴び、
ひんやりとしたタイドプールに素足を浸す。
遠くから列車の警笛も聞こえてくる。
何も考えなくていい幸せな時間！
この時間を「懐かしむ」ことのできる経験が、
今となってはかけがえのない財産です。
2時間目は性懲りもなくソフトボール。
ただし前日の反省を踏まえ中年ルールを適用しました。
「打っても走らない」
「捕っても投げない」
「塁上は透明ランナー」
がんばるのは身体に毒です。
一方、飲めると思って買い大量に残った酒。
（後日参加者でおいしくいただきました）
何をがんばろうとしたのでしょう？
僕ら、いまだに自分の限界が分かってません。
限界知らずの中年たちを今も優しく見守る恩師たち。
彼らもまた自身に限界を設けず、旺盛な好奇心とともに
今なお僕らが進む道を切り開き、照らしてくれます。
入学当時、40歳前後だった頃と同じように。
向こう10年分の活力をもらった今回の合宿。
でももう来年行きたい気分でいっぱいです。
合宿っていいよね、合宿って。
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