四十四歳の春だから 定期列車
訳あって節分は2月5日になったのだ。
訳はこういうわけなのだ。
息子ことらが体調不良だったのだ。
鬼のカクランというワカラン病気なのだ。
鬼の不良だから二日も延期したのだ。
鬼は幼稚園から帰ってきたのだ。
鬼だと思ったのは豆入れだったのだ。
パパだと思ったのは鬼だったのだ。
大きくなったことらの豆は痛いのだ。
お面から見えるママが不気味なのだ。
二人で近くから投げるのは卑怯なのだ。
ことらも鬼のつらさを味わうのだ。
でも本当の鬼はママなのだ。
そんなこんなでパパの厄が明けたのだ!!
先発≫四十二歳の春なのだ。
次発≫四十三歳の春なのだ。
次々発≫四十四歳の春なのだ。
三年間でずいぶん老けたけど何事もなかったのだ。
実年齢、四十二歳の春なのだ。
これでいいのだ。